病気とうまく付き合っていくための日本一やさしい用語集

抗がん剤を受けたことのある血液内科医です。 先生の話が分からないけど聞きにくい、自分で病気の勉強をしてるけど分かりづらい、そんなあなたのサポートになれればと思っています。

分からない言葉などがありましたら、コメント欄にどんどん質問して下さい。

 

【目次】

 

あ行

か行

がん・・・’がん’と書いてあったり、’癌’と書いてあったり、’ガン’だったり。 どれも同じようなもので、’がん’が見た目 やわらかいかな、ということでいいかと思います。

※詳しくは・・・英語でcarcinoma(上皮性の悪性腫瘍のこと)と呼ばれるものが、’癌’にあたります。胃癌、肺癌などです。 一方で、白血病や骨肉腫など、病名に’癌’が付いていないけれども、それぞれ’血のがん’とか’骨のがん’とか言われる悪性腫瘍もあります。 そして、この’〇〇癌’と、病名に’癌’がついてない白血病などの悪性腫瘍全体をまとめて、’がん’というようです(ずいぶん前に聞いた、九州がんセンターの院長先生のお話より)。 ちなみに’ガン’とカタカナで書くのは好みの問題かと思います(私見)。

 

血液・・・いわゆる’血’のことです。’血という液体’ということでしょうか?

 

血液検査・・・採血して血液の検査をすることです。

「明日、血液検査しましょう」「??? あっ採血のこと」と言われることがあるので載せてみました。

 

血液内科・・・内科の中の白血病やリンパ腫の治療を行う科です。

聞かれたことがあるかもしれない 骨髄移植 という治療も行います。

ただ多くの相談は、貧血や血小板減少についてです。

 

抗がん剤(こうがんざい)・・・イメージされている通りです。

ただ、抗がん剤などを使った治療のことを、正式には化学療法(かがくりょうほう)と言います。そして化学療法では、抗がん剤のほかに、ステロイド剤や分子標的治療薬(ぶんしひょうてきちりょうやく)といった、抗がん剤とは違うお薬も組み合わせて治療します。

 

さ行 

採血・・・血(または血液ともいう)を採(と)ること。

 

腫瘍(しゅよう)・・・’できもの’のことです。

 よく聞くことがある’ポリープ’も’腫瘍’のひとつです。 そして、腫瘍は’良性’と’悪性’に分かれます。’良性腫瘍’は、むやみやたらとは大きくならないできもの のことを言います。 逆に、放っておいたらどんどん大きくなっていくできものを、’悪性腫瘍’と言います。 小さな大腸ポリープは良性腫瘍、癌は悪性腫瘍 ということになります。

 

は行

病気とうまく付き合う・・・いずれゆっくりとお話ししたいと思います。